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アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車を紹介!【その一】

アメ車っぽい日本車旧車その一

生粋のアメ車好きな私ですが、「なんとなくアメ車っぽいな〜」と感じる日本車の旧車がいくつかあります。

今回は、アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車をズラズラっと紹介していきたいと思います!

ただ、思いのほか書いていったら、文章がだいぶ長くなってしまいました。。ので、その一(前半)・その二(後半)と分けてのご紹介になります。

では早速!

プリンスグロリア(S40系 62〜67)

プリンスグロリア

(旧車ライブラリー 〜Deluxe〜様より引用)

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車、まずはプリンスグロリア(S40系)です。

プリンスグロリア(S40系)は、1962年から1967年にかけてプリンス自動車工業(現在の日産自動車の一部)が製造した高級乗用車。この車は、プリンス・スカイラインの上級モデルとして開発され、当時の日本において高い評価を受けました。

プリンスグロリア(S40系)のデザインは、アメリカ車から影響を受けた洗練されたスタイルが特徴です。

長いフロントノーズと流れるようなボディラインが、エレガントで高級感のある外観を形成しており、内装には高品質な素材が使われ、乗る人に快適な空間を提供することが考慮されました。

特に、座席やダッシュボードなどの細部にわたる工夫が、高級車としての品格をさらに引き立てています。

性能面では、最初に搭載されたGB30型の6気筒OHVエンジンが、後によりパワフルなG7型の6気筒OHCエンジンに進化しました。

このエンジンの変更により、プリンスグロリア(S40系)は優れた加速性能と高速巡行能力を実現し、当時の高級車市場において競争力を持つことができたんですね。駆動方式には後輪駆動(FR)が採用され、これによりスムーズで安定した走行感が実現。

プリンスグロリア(S40系)には、セダンだけでなくワゴンやバンのモデルも存在し、さまざまなニーズに応えてくれました。中でもセダンモデルは、その豪華さと走行性能で特に高い評価を受けました。

この車は、日本の自動車産業における高級車市場の発展に大きく貢献したモデルであり、1966年にプリンス自動車工業が日産自動車と合併した後も、「グロリア」の名前は日産の高級車ラインナップとして引き継がれ、そのブランド価値は長らく維持されました。

プリンスグロリア(S40系)は、日本の自動車技術の進歩と高級車市場への挑戦を象徴するモデルとしてあり続けています。

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ニッサングロリア(A30系 67〜71)

日産グロリア

(旧車ライブラリー 〜Deluxe〜様より引用)

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車、次は、ニッサングロリア(A30系)です。

ニッサングロリア(A30系)は、1967年から1971年にかけて製造されたクルマで、プリンス自動車工業と日産自動車の合併後に登場したグロリアシリーズの一つです。

このモデルは、プリンスグロリアの後継車として位置づけられ、高級車市場における日産自動車の競争力を維持するために開発されました。ニッサングロリア(A30系)は、先進的な技術と高級感あふれるデザインで、当時の自動車市場に新たな風をもたらしました。

車体は流れるような美しいラインを持ち、フロント部分のデザインも洗練されており、高級感が感じられます。また、内装にも高級感が漂い、使い勝手や乗り心地を重視した設計が施されています。当時としては非常に先進的な装備が多数搭載され、乗る人々に快適な体験を提供しました。

性能面では、ニッサングロリア(A30系)は4気筒エンジンと6気筒エンジンの両方を搭載していました。

特に6気筒エンジンは、滑らかな走行感と力強い加速が特徴で、多くのドライバーから高い評価を受けました。駆動方式には後輪駆動(FR)を採用しており、これによりバランスの取れたハンドリングと安定した走行性能を実現しています。

ニッサングロリア(A30系)には、標準モデルのほかに、さらに高級感を強調したデラックスモデルや、よりパワフルなエンジンを搭載したスポーティモデルなど、さまざまなバリエーションが用意されていました。これにより、さまざまな顧客のニーズに応えることが可能となり、幅広い層から支持を集めました。

ニッサングロリア(A30系)は、日産自動車にとって重要なモデルであり、プリンス自動車工業の技術とデザイン哲学を受け継ぎながら、新しい時代の高級車市場に対応する役割を果たしたと言えます。

その後もグロリアシリーズは進化を続け、日産自動車の高級車ラインナップの中心的な存在となりました。

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ニッサンセドリック/グロリア2ドアHT(230系 71〜75)

ニッサンセドリック/グロリア2ドアHT

(Nosweb.jp様より引用)

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車三つ目は、ニッサンセドリック/グロリアの230系もあります。

ニッサンセドリック/グロリアの230系は、1971年から1975年まで生産されたクルマ。

この時代のセドリックとグロリアは、日産自動車の高級車ラインナップにおいて非常に重要なモデルとして位置づけられ、特に2ドアハードトップモデルは、そのエレガントなデザインと快適な乗り心地で多くの人々に愛されました。

この230系は、日本国内だけでなく、海外市場においても日産自動車の高い品質と技術力を象徴する存在でした。

ニッサンセドリック/グロリア230系の2ドアハードトップは、流れるような美しいボディラインと低く構えたプロファイルが特徴です。

フロントグリルやリアのデザインも洗練されており、当時の高級車市場で大きな注目を集めました。内装に関しても、快適性と高級感が重視されており、質の高い素材が使われており、長距離運転でも疲れにくいように設計されています。

230系セドリック/グロリアには、2ドアハードトップ以外にも、4ドアセダン、ワゴン、そして豪華なリムジンバージョンがラインナップされていました。これらの多様なバリエーションにより、ビジネス用途からファミリー用途、さらには公用車としても幅広く利用されることができました。

ニッサンセドリック/グロリア230系は、日産自動車の高級車としての地位を確立したモデルです。この世代の登場により、日産自動車は国内外の高級車市場での競争力をさらに強化し、ブランドイメージの向上に成功しました。

また、このモデルの洗練されたデザインと技術は、後の世代のセドリック/グロリアの設計にも影響を与え続け、日産自動車の高級車としての伝統を築く基盤となりました。

現在では、ニッサンセドリック/グロリア230系の2ドアハードトップはクラシックカーとしての価値が非常に高く、多くのクルマ愛好家から人気を集めているのは確かです。

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マツダ コスモAP/コスモL(75〜81)

(b-cles.jp様より引用)

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車四つ目は、マツダ コスモAP/コスモLです。

マツダ コスモAP(アンチポリューション)およびコスモLは、1975年から1981年にかけてマツダが製造・販売した高級クーペおよびセダンです。

このクルマは、マツダのロータリーエンジン技術を活用し、高級車市場での競争力を高めるために開発されました。

それまでのコスモスポーツ(110S)とは異なり、マツダ コスモAPおよびマツダ コスモLは、より実用的な高級乗用車として位置づけられ、ロータリーエンジン車の普及に大きく貢献したんですよ。

マツダ コスモAPおよびマツダ コスモLのデザインは、当時のマツダ車としては比較的保守的なスタイルを採用していましたが、滑らかなボディラインとエレガントな外観が特徴です。2ドアクーペだけでなく、4ドアセダンのモデルもあり、幅広い層の顧客にアピールすることができました。

このシリーズには、マツダが誇るロータリーエンジンが搭載されていて、特に12Aエンジンは、コンパクトでありながら高出力を誇り、スムーズな加速と独特のエンジンサウンドが特徴的。また、一部のモデルでは、さらに大排気量の13Bエンジンも選択可能で、よりパワフルな走りを提供しました。

マツダ コスモAPの「AP」はアンチポリューション(Anti-Pollution)の略であり、この車両は環境に配慮した設計がなされています。

当時としては先進的な排出ガス対策を施しており、ロータリーエンジンの環境イメージの向上にも貢献しました。

マツダ コスモAPおよびマツダ コスモLは、マツダがロータリーエンジンの可能性を追求し続けた結果として生まれ、この車両の開発を通じて、マツダは高級車市場への挑戦を試み、ブランドイメージの向上にも成功してます。

また、マツダ コスモAPおよびマツダ コスモLは、ロータリーエンジンの普及と技術的進化において重要な役割を果たし、後のロータリーエンジン搭載車の開発にも大きな影響を与えました。

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ニッサンローレル2ドアHT(C130系 72〜77)

(旧車カタログコレクション(web版)様より引用)

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車五つ目は、ニッサンローレル2ドアハードトップ(C130系)です。

ニッサンローレル2ドアハードトップ(C130系)は、1972年から1977年にかけて日産自動車が製造・販売した中型車。

このモデルは、スタイリッシュなデザインと優れた走行性能で広く知られています。ニッサンローレルは、日産自動車の高級車ラインナップに位置づけられており、ビジネスマンや家族向けの車として多くの人気を集めました。

ニッサンローレルC130系の2ドアハードトップは、流麗なボディラインと特徴的なフロントグリルデザインがなんとも特徴的なクルマ。

当時の日産自動車のデザイン言語を反映しながらも、独自のエレガンスと個性をしっかりと表現していました。特にクーペモデルは、スポーティーな外観が強調され、若者にも非常に受け入れられました。

ニッサンローレルC130系には、さまざまなエンジンオプションが用意されていました。

基本的な4気筒エンジンに加え、よりパワフルな6気筒エンジンも選択肢として提供されていました。

特にL20型6気筒エンジンを搭載したモデルは、その力強い走行性能で多くのドライバーから高く評価されました。日産自動車らしい滑らかな走りと静かな乗り心地を実現しており、運転の楽しさと快適さを兼ね備えた車といって良いですね。

アメ車好きが『アメ車っぽさ』を感じる日本車旧車を紹介!【その二】前回の続きです。 https://amesya-torisetsu.com/car-model/so-american/ トヨタ...