大きなボディとパワフルなエンジンを搭載しているのがアメ車の魅力です。
もっとも、維持費やガソリン価格が高騰している現在では、燃費が悪いといわれるアメ車の購入を決断できない人も多いでしょう。
ですが、実は近年販売されているアメ車の燃費性能は向上してきています。
「燃費がいいおすすめのアメ車が知りたい」
「アメ車の燃費が向上してきた理由を確認したい」
とお悩みではないでしょうか?
本記事ではアメ車で燃費がいい車種や、どのようにして燃費性能が向上したかの理由を説明します。
最後まで読むと「アメ車は燃費が悪い」という印象が変化するでしょう。
アメ車で燃費がいいSUVとは
アメ車で燃費がいい車種の一つ目として、まずはSUVタイプの『ジープ・レネゲード』があります。
ジープ・レネゲードは、クライスラー社がジープブランドで販売する、燃費性能に優れたSUVです。
日本国内では2015年から販売されています。
燃費性能はグレードにもよりますが、WLTCモードで14.3km/L、とくに高速道路モードでは16.3km/Lほどです。
燃費性能が向上した理由のひとつに、燃焼効率を高めて出力やトルクを向上させるターボチャージャーを搭載した小型エンジンの存在があります。
ターボチャージャーによって過給することで排気量以上のパワーが発生し、燃焼効率を高めて優れたパフォーマンスと低燃費を実現しているのが特徴です。
また、軽量な素材を使用して空力効果を最適化する設計により、エネルギー効率を向上させています。
「ジープ・レネゲード」はアメ車の中でも燃費が優れたSUVの一つであり、燃費性能は効率的なエンジン、軽量設計、近代的なテクノロジーの組み合わせたアメ車です。
ガソリン代を節約しつつ、快適なドライブを楽しめる車種といえるでしょう。
[スポンサーリンク]
アメ車で燃費がいいセダンとは
アメ車で燃費がいい車種の二つ目は、セダンタイプの『シボレー・ソニック』です。
シボレー・ソニックは、ゼネラルモーター社がシボレーブランドで販売するセダンタイプで、街乗りや高速道路での巡航など、さまざまなシーンで快適な走りを実現しているアメ車です。
2011年から日本国内で販売が開始されました。
JC08モードで10.9km/L、10・15モードでは11.3km/Lを実現し、昔のアメ車と比べると燃費性能は向上しています。
排気量が小さく燃料の消費量を抑えられる、1.6L直4DOHCエンジンを搭載しているのが特徴です。
続いて、変速比を細かく設定し、エンジンの回転数を抑えて燃費を向上させる6速ATを採用しています。
さらに、空気抵抗を低減するデザインや車体の軽量化が、燃費性能の向上につながっています。
「シボレー・ソニック」はセダンタイプの中では、優れた燃費性能を持つ車といえます。
燃費性能を重視するドライバーにとっては非常に魅力的なアメ車ですので、購入を検討してみてください。
[スポンサーリンク]
アメ車で燃費がいいコンパクトカーとは
アメ車で燃費がいい車種の三つ目は、コンパクトカータイプの『フォード・フィエスタ』です。
「フォード・フィエスタ」はフォード社が生産と販売をしていたコンパクトカーで、燃費がいいと評価されています。
JC08モードで17.7km/Lほどの燃費性能のためです。
燃焼効率を高めて出力やトルクを向上させた、エコブーストエンジンを搭載しています。
さらに、シフトチェンジを自動化することでドライバーの操作を軽減し、燃費性能の向上に貢献している6速パワーシフトも採用しているのが特徴です。
以上の2つの技術を組み合わせた結果、優れた燃費性能を実現して都市部の走行から高速道路の走行まで、幅広いシーンで高い燃費性能を発揮します。
コンパクトカーの中でも燃費性能が優れ、環境に配慮した運転を望むドライバーにとって魅力的な選択肢の一つとして「フォード・フィエスタ」の購入を検討してみてください。
ただし、日本では2016年まで新車が販売されていましたが、現在は終了しています。
購入を検討される際は、中古車市場や一部のフォード認定ディーラーに確認してみましょう。
[スポンサーリンク]
アメ車の燃費が良くなった理由とは
アメ車で燃費がいい車種をみてきましたが、燃費が昔と比べて良くなった主な理由は、技術の進歩と環境意識の高まりによるものです。
今日までの燃費性能の移り変わりは、以下の通りですので参考にしてください。
- 昔のアメ車は3km/Lから4km/Lほど
- 1980年代のアメ車は6km/Lから8km/Lほど
- 現代のアメ車は8km/Lから13km/L以上ほど
昔は大排気量と大きな車体が特徴のため、燃費が悪いアメ車が大半でした。
しかし、近年ではガソリン価格の上昇や環境問題への意識が高まり、燃費性能の改善が求められるような時代へと変化しています。
自動車メーカーはエンジンの小型化や、エンジンの一部の気筒を休止させて燃費を向上させる技術などを導入し、さまざまな技術を採用して燃費性能を向上させてきました。
具体的には、シボレーのエンジンでは可変シリンダー管理が使用され、必要なときのみ一部のシリンダーを使って燃費を最適化しています。
フォードのエコブーストエンジンは直噴技術を採用することにより、燃費を向上させつつ高い出力を提供している状況です。
以上の理由から、アメ車は昔と比べて燃費性能が大幅に改善されています。
自動車メーカーによる技術革新と環境へ配慮した成果といえるでしょう。
今後もアメ車の燃費性能は、さらに向上していくことが期待されます。
みんな!アメ車は燃費いいから乗ろうね() pic.twitter.com/RgzGnR0QFj
— はく (@hakukuku9) February 16, 2022
[スポンサーリンク]
まとめ
アメ車で燃費がいい車種について説明してきました。
技術の進化で年々性能がアップするとともに、現在のアメ車は燃費が向上しています。
紹介したアメ車はそれぞれが異なる特徴と魅力を持っていますので、選ぶ際の参考にしてください。
他にもさまざまな燃費の良いアメ車が販売されていますので、自分のニーズに最も合った一台を見つけてみましょう。