悩み

アメ車の旧車は安いのか??その真実に迫る!

アメ車が好きの方の中には、旧車が好きな方も多いと思います。

ゴツくてイカついアメ車もいいですが、確かに『古き良きアメリカ』を感じられる旧車がカッコいいという気持ちはものすごくよく分かります。

オンリーワンな感じがたまらないですが、旧車と聞くと「一体いくらなんだろう?」と気になりますよね。

そこで、今回は、アメ車の旧車は安いのか?に焦点をあてた記事を皆さんにお届けします。

ただ結論から言ってしまうと、一概に〇〇円くらい!と提示することは少々困難でして。

そのあたりの理由も含めて、説明していきますので早速みていきましょう!

そもそも旧車とは?

アメ車に乗りたいという人の中には、アメ車の旧車に乗りたいと考えている人も多いでしょう。

しかし、旧車と一口に言っても、「〇〇年式までが旧車」といった明確な定義はありません。

人それぞれ定義が違うかと思いますが、まずはここでは私の独断と偏見で定義を決めさせていただきます。

それは「旧車とはキャブレター仕様のエンジンのクルマ」という定義です。

キャブレターとは、エンジンにガソリンを供給するパーツです。

その昔、ガソリンエンジンが発明された時から1990年頃まで、ほぼ全てのガソリンエンジンに搭載されていた燃料供給装置です。

1980年代、各メーカーが排気ガス規制対策や燃費向上のための技術進歩によって、新型車にはキャブレターに代わる燃料供給装置として、フューエルインジェクションシステムを順次採用するようになり、消滅したパーツです。

ですので、本記事での旧車とは1990年式前後までのキャブレター搭載のクルマということになります。

勝手に決めたこの定義ですが、賛同してくれくれる人も多いのではないでしょうか?

[スポンサーリンク]

アメ車の旧車はいくらくらい?

アメ車に限らずですが、旧車が欲しいと考えている人は、きっと欲しい車種はほぼ絞られていると思います。

もしかしたら欲しいモデルや年式、その理由もはっきりしている人が多いのではないでしょうか。

例えば、、

  • 一目見て欲しいと思った
  • 一度パワーを味わってみたい
  • 若いころ乗っていたクルマにもう一度乗ってみたい
  • 父親が乗っていたのと同じクルマに乗ってみたい
  • 昔からずっと憧れていた
  • 仲間と同じクルマが欲しい

など理由はさまざまでしょう・・・

車種が決まったら次は価格ですね。

ただ、ここが問題で旧車は読んで字のごとく「旧いクルマ」なので、高年式のクルマと違って、コンディションの個体差がかなりあります

そのため、同モデル同年式のクルマでもコンディションによって価格に大きな差があります。

価格に幅がありすぎて、一概にこの車種は〇〇円くらいと言えないのが正直なところです。

とはいえ、それでは何の参考にもならないので、いくつかの情報を紹介します。

旧い方が高い?

基本的に低年式のクルマのほうが、現存している価値と希少性が高く評価され、高額で取引されています。

当たり前ですが、旧ければ旧いほどボディの腐食が進んでいたり、エアコンなどの装備が機能しなかったり、コンディションは悪くなります。

注意しなければならないのは、高年式のクルマと違い、コンディションが悪くても高いということです。

ですから、低年式であればあるほど、各部の状態や機能を厳しくチェックする必要があります。

完璧にレストアされ、見た目も機能的にも支障なく乗れる旧車を購入するという選択肢もありますが、はっきり言って不動産投資的な価格がほとんどです。

コンディションが良くて低価格な車とは?

アメ車の旧車は、コンディションが悪くても高いわけですが、だったら少しでも良好な旧車はどこにあるのか、誰もがこれを探しています。

しかし、少なくとも30年以上前のクルマであることと、最近の昭和レトロブームにもあり旧車に注目が集まっているため、基本的には無いと思ってください。

そう言ってしまうと、話が終わってしまいそうですが、予算どおりにグッドコンディションの個体が見つからない場合は、自分はどこに妥協できるかを考えると良いでしょう。

具体的には、下記の部分ですね。

  • 塗装の状態
    ヤレた状態でも、それがまたサマになってしまうのもアメ車です
  • モール類などの部品欠品
    購入後に個人輸入で安く手に入るかも?
  • 内装の状態
    運転に支障がなければノープロブレム
  • エアコンなどの快適装備
    真夏でも窓を開けて走っているアメ車の実に多いこと、
    それも絵になる
  • オリジナル度
    モール類の欠品にも関連しますがオリジナル(新車同様)
    であるほど高額傾向にあります

実は、すでにアメ車の旧車に乗っている人もそれぞれ「妥協」と戦っている人がほとんどです。たぶん。

妥協してでも欲しくなるのが、アメ車旧車の魅力と言っていいのかもしれません!

ただ、間違っても「走る」「曲がる」「止まる」という基本的な機能は妥協しないことです。購入前にしっかり確認しましょう。

不人気車は安い?

アメ車の旧車に限らず、「不人気車」という言葉を聞くことがあるかもしれませんが、個人的にこの呼び方はあまり好きではないので、ここではマニアックなモデルと呼びます。いきなりすみません。

高年式車においては、人気の高さに比例して高額になりがちですが、マニアックな旧車においてはそうとも限りません。

年月が経過するにつれて、価格と逆に反比例しているケースが多数あります

理由としてはその希少性にあります。

マニアックゆえに、新車販売台数が少ない
マニアックゆえに、中古車になってもオーナーが付かず、ずっと乗り継がれ大切に保管された個体が少ない
マニアックゆえに、パーツ供給が早く終了してしまい修理できずにスクラップにされた個体が多い
マニアックゆえに、日本に輸入された個体が無い、または極端に少ない

マニアックな車は、価格が高い可能性が大いにあるんです。

運悪く(?)マニアックなアメ車旧車が欲しいと思ってしまったあなた、探すのにはかなり苦労するかもしれませんが、悲観的にならずに。。

アメ車旧車好きは「他人とはカブらないクルマ」に憧れている人が多いですからね。

どうか頑張って手に入れて、アメ車旧車好きの中のヒーローになって欲しいと思います!

[スポンサーリンク]

アメ車旧車を購入する前に

アメ車の旧車を購入前に必ず確認してほしいことがいくつかありますので、それらをチェックしていきましょう。

購入後にメンテナンスを依頼できる工場が近くにあるか

ガレージも工具も揃えて、自分ですべてメンテナンスできる人は心配ありませんが、それを実現できる人はごくひと握りの人でしょう。

旧車は多かれ少なかれ、高年式車よりも頻繁にメンテナンスや修理をしながら維持していく必要があります。

購入したショップの工場が近所であれば良いのですが、そうでない場合はなるべく近くに相談できる工場を探しておきましょう。

自動車税の支払いができるか

アメ車旧車の多くは大排気量のエンジンです。ピッアップトラックや他の1ナンバー登録車は最高18,000円ほどですが、6000cc以上の3ナンバー登録車は120,000円を超えます!

なぜそれほどまで理不尽に高額設定されているのかは、怒りを覚えるほど意味不明なのですが(アメ車乗りは全員そう思ってます)、なぜか昭和の頃より長きにわたり日本ではそのような決まりなので仕方ありません・・・

車のメカニズムに対してある程度知識はあるか

これがとにかく大切なことです!

もちろん、最初からある程度でも自分でメンテナンスできる技術と工具まで揃っていれば、購入後の維持費も抑えられて、ベストですがそれができない人も多いと思います。

そんな人は、せめてクルマのメカニズムに関してなるべく勉強することをオススメします!

車のメカニズムを知らないことよって、故障や不調に気づかず、事故につながったり、大切な旧車に大きなダメージ与えて、多額な出費につながってしまったりすることを防ぐためです

また、基本的な知識があれば、自然と簡単なメンテナンスを自分でやってみようという気持ちにもなるはずです。

どうか、クルマのメカニズムに関する基本的な知識だけは勉強してから旧車購入に踏み切ってください!

[スポンサーリンク]

アメリカ国内での価格が参考になる!

アメ車の旧車の価格については、本場アメリカ国内での価格が非常に参考になりますので、こちらもチェックしておきましょう!

  1. Hemmings
    https://www.hemmings.com/
  2. Classic Cars.com
    https://classiccars.com/
  3. Classics On Autotrader
    https://classics.autotrader.com/
  4. Car and Classic
    Classic Cars for Sale | Car and Classic

[スポンサーリンク]

まとめ

アメ車旧車の価格について触れてみました。

自動車大国アメリカでは、日本の旧車とは比べものにならない台数のアメ車の旧車が存在しています。

各国の旧車と呼ばれるクルマの中では、コンディションが良い個体が多いのではないかと思います。

また、過去長年にわたり、日本国内にも多数のアメ車旧車が輸入され、かなりの台数が存在します。

本気でアメ車旧車が欲しいと決まったら、少しでも早く手に入れたほうが良いと思います。

今までもこの先も旧車の台数は減ってゆくことはあっても、これ以上増えることはありませんからね。